原木殺菌法によるブナシメジの栽培

原木殺菌法によるブナシメジの栽培が可能であるか検討するため、高圧殺菌したシラカシで野生株由来ブナシメジ18菌株を栽培した。この結果、17菌株で子実体の発生が認められたが、子実体収量は極めて少なかった。次に、栽培に適する原木樹種を選定するため、フウ、コナラ、ポプラ、シラカシ、スギ、クヌギ、リョウブ、サクラ、アラカシおよびヒラタケ古ほだ木(フウ)を原木として栽培した。この結果、ヒラタケ古ほだ木、ポプラ、シラカシ、フウおよびコナラで子実体が発生した。ヒラタケ古ほだ木において子実体収量が最も多かったが、その他の樹種では子実体発生が安定せず、子実体収量は少なかった。...

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Veröffentlicht in:奈良県森林技術センター研究報告 2009-03 (38), p.85-89
1. Verfasser: 小畠, 靖
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:原木殺菌法によるブナシメジの栽培が可能であるか検討するため、高圧殺菌したシラカシで野生株由来ブナシメジ18菌株を栽培した。この結果、17菌株で子実体の発生が認められたが、子実体収量は極めて少なかった。次に、栽培に適する原木樹種を選定するため、フウ、コナラ、ポプラ、シラカシ、スギ、クヌギ、リョウブ、サクラ、アラカシおよびヒラタケ古ほだ木(フウ)を原木として栽培した。この結果、ヒラタケ古ほだ木、ポプラ、シラカシ、フウおよびコナラで子実体が発生した。ヒラタケ古ほだ木において子実体収量が最も多かったが、その他の樹種では子実体発生が安定せず、子実体収量は少なかった。
ISSN:1345-9864