強化LVLを用いた木製歩行者自転車用柵の曲げ試験
スギ、ヒノキ間伐材の土木分野への需要拡大を目的として、円柱加工材の支柱と横木を強化LVL製の接合ピンと接合板で接合した木製歩行者自転車用柵を考案した。強化LVL製の接合ピンのみを用いて接合した木柵の場合、垂直荷重による曲げ試験では接合ピンが曲げ破壊し、水平荷重では横木が端部で割裂破壊あるいはスパン中央部で曲げ破壊した。強化LVL製の接合ピンと接合板を用いた木柵の場合、垂直荷重では横木がスパン中央部で曲げ破壊し、水平荷重では横木が端部で割裂破壊あるいはスパン中央部で曲げ破壊した。強化LVL製の接合板と金物あるいは金物のみを用いて接合した木柵では、垂直荷重および水平荷重で横木がスパン中央部で曲げ破...
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Veröffentlicht in: | 奈良県森林技術センター研究報告 2009-03 (38), p.35-44 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | スギ、ヒノキ間伐材の土木分野への需要拡大を目的として、円柱加工材の支柱と横木を強化LVL製の接合ピンと接合板で接合した木製歩行者自転車用柵を考案した。強化LVL製の接合ピンのみを用いて接合した木柵の場合、垂直荷重による曲げ試験では接合ピンが曲げ破壊し、水平荷重では横木が端部で割裂破壊あるいはスパン中央部で曲げ破壊した。強化LVL製の接合ピンと接合板を用いた木柵の場合、垂直荷重では横木がスパン中央部で曲げ破壊し、水平荷重では横木が端部で割裂破壊あるいはスパン中央部で曲げ破壊した。強化LVL製の接合板と金物あるいは金物のみを用いて接合した木柵では、垂直荷重および水平荷重で横木がスパン中央部で曲げ破壊した。すべての木柵の強度は、歩行者自転車用柵の種別Pにおける垂直および水平荷重の設計強度を上回り、種別SPにおける垂直荷重の設計強度を上回ったが水平荷重の設計強度を下回った。円柱材の横木、強化LVL接合ピンおよび接合板の耐力を予測した結果、それらの耐力の計算値は実験で発生した破壊形態を良く説明しており、木柵としての耐力の計算値は実験値と概ね一致した。 |
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ISSN: | 1345-9864 |