露地キュウリにおける黄化病の病徴

2003年に愛媛県南予地域の露地キュウリにおいて、定植後1ヵ月頃の葉に淡黄色症状がみられ、葉裏ではツヤがなくなり葉脈間には1mm程度の退色小斑点を生じていた。本症状葉からはキュウリ黄化ウイルスが単独で検出されたため、本病の初期病徴であると判断された。本ウイルスを保毒したオンシツコナジラミを用いてキュウリ苗に接種したところ、接種後25日に現地の初期病徴と同じ淡黄色症状が再現された。この淡黄色症状とその後発生する退緑斑症状は、供試品種・試験年次が異なっても接種からの発生までの初発時期は同じであった。...

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Veröffentlicht in:愛媛県農林水産研究所企画環境部・農業研究部研究報告 2009-03 (1), p.1-8
1. Verfasser: 奈尾, 雅浩
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:2003年に愛媛県南予地域の露地キュウリにおいて、定植後1ヵ月頃の葉に淡黄色症状がみられ、葉裏ではツヤがなくなり葉脈間には1mm程度の退色小斑点を生じていた。本症状葉からはキュウリ黄化ウイルスが単独で検出されたため、本病の初期病徴であると判断された。本ウイルスを保毒したオンシツコナジラミを用いてキュウリ苗に接種したところ、接種後25日に現地の初期病徴と同じ淡黄色症状が再現された。この淡黄色症状とその後発生する退緑斑症状は、供試品種・試験年次が異なっても接種からの発生までの初発時期は同じであった。
ISSN:1883-7395