水稲糯新品種「もちむすめ」について

水稲のこがねもちと東糯588の交配組合せから、耐冷性強・穂発芽性やや難の晩生良質糯新品種「もちむすめ」を育成した。本品種は東北中南部では晩生の早で、草型は偏穂重型の糯種である。耐倒伏性は中、いもち病真性抵抗性推定遺伝子型は+で、圃場抵抗性は葉いもち・穂いもちともに中、障害型耐冷性は強である。玄米品質はこがねもち並で、つき餅の食味はこがねもちに近い極良食味である。栽培適地は東北地方中南部の平坦部、温暖地、暖地の高冷地である。2003年に宮城県で奨励品種に採用された。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:宮城県古川農業試験場研究報告 2006-03 (6), p.17-34
Hauptverfasser: 永野, 邦明, 松永, 和久, 滝沢, 浩幸, 早坂, 浩志, 薄木, 茂樹, 黒田, 倫子, 千葉, 文弥, 宮野, 法近, 佐々木, 武彦, 遠藤, 貴司
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:水稲のこがねもちと東糯588の交配組合せから、耐冷性強・穂発芽性やや難の晩生良質糯新品種「もちむすめ」を育成した。本品種は東北中南部では晩生の早で、草型は偏穂重型の糯種である。耐倒伏性は中、いもち病真性抵抗性推定遺伝子型は+で、圃場抵抗性は葉いもち・穂いもちともに中、障害型耐冷性は強である。玄米品質はこがねもち並で、つき餅の食味はこがねもちに近い極良食味である。栽培適地は東北地方中南部の平坦部、温暖地、暖地の高冷地である。2003年に宮城県で奨励品種に採用された。
ISSN:0917-2904