栽培方法や保存条件の違いがミニトマトの味や栄養に与える影響
有機質肥料を使って栽培(有機栽培)されたミニトマトについて、室温と冷蔵庫野菜室でプラスチック袋包装または無包装で保存し、時間経過によるビタミンC含有量、糖度、重量の違いを調査した。また、化学肥料を使って慣行栽培したミニトマトと有機質肥料を使って栽培したミニトマトについて、食味評価試験を行った。有機栽培をした果実は室温で保存した果実に比べて、冷蔵庫で保存した果実は重量の減少が小さかった。果実の糖度(Brix)は室温では収穫後2日目にピークに達したのに対し、冷蔵庫野菜室では5日後にピークに達した。ビタミンCについては、収穫直後よりも2日後以降に多くなったが、保存方法による顕著な差は見られなかった。...
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Veröffentlicht in: | 愛媛大学農学部農場報告 = Bulletin of the Experimental Farm, College of Agriculture, Ehime University College of Agriculture, Ehime University, 2008-09 (30), p.15-18 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 有機質肥料を使って栽培(有機栽培)されたミニトマトについて、室温と冷蔵庫野菜室でプラスチック袋包装または無包装で保存し、時間経過によるビタミンC含有量、糖度、重量の違いを調査した。また、化学肥料を使って慣行栽培したミニトマトと有機質肥料を使って栽培したミニトマトについて、食味評価試験を行った。有機栽培をした果実は室温で保存した果実に比べて、冷蔵庫で保存した果実は重量の減少が小さかった。果実の糖度(Brix)は室温では収穫後2日目にピークに達したのに対し、冷蔵庫野菜室では5日後にピークに達した。ビタミンCについては、収穫直後よりも2日後以降に多くなったが、保存方法による顕著な差は見られなかった。有機栽培と慣行栽培のミニトマトで食味評価試験をおこなったところ、甘味では収穫後1、2日目では有機栽培の方が評価が高い傾向であったが、酸味、色、香りについては両栽培方法による差はなかった。 |
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ISSN: | 0914-7233 |