海水浸漬ウニ生殖腺の鮮度に与える酸素の影響
塩水ウニ生殖腺の貯蔵中における ATP 関連化合物の変化を追跡した。時間経過に伴い,全ヌクレオチド量に対する ATP の割合は低下し,商業的鮮度指標である海水の濁りが増加した。このことから,塩水ウニの鮮度は全ヌクレオチド量に対する ATP の割合で評価できると判断した。これを指標に酸素共存下での塩水ウニの鮮度変化を追跡したところ,酸素量が多いほど生殖腺の ATP 含量が高く保持され,外観的に海水の濁り発生が抑制された。この間微生物の増殖は認められなかった。酸素を供給した貯蔵は塩水ウニの鮮度保持に有効と結論した。...
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Veröffentlicht in: | Nippon Suisan Gakkaishi 2009, Vol.75(2), pp.237-243 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 塩水ウニ生殖腺の貯蔵中における ATP 関連化合物の変化を追跡した。時間経過に伴い,全ヌクレオチド量に対する ATP の割合は低下し,商業的鮮度指標である海水の濁りが増加した。このことから,塩水ウニの鮮度は全ヌクレオチド量に対する ATP の割合で評価できると判断した。これを指標に酸素共存下での塩水ウニの鮮度変化を追跡したところ,酸素量が多いほど生殖腺の ATP 含量が高く保持され,外観的に海水の濁り発生が抑制された。この間微生物の増殖は認められなかった。酸素を供給した貯蔵は塩水ウニの鮮度保持に有効と結論した。 |
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ISSN: | 0021-5392 1349-998X |
DOI: | 10.2331/suisan.75.237 |