自動イカ釣機の釣具ライン巻き上げ速度がアカイカの擬餌針捕捉行動に及ぼす影響
アカイカの釣り落とし,すなわち擬餌針からの脱落を低減するために,巻き上げ過程における擬餌針の動きとアカイカの針掛かり状態との関係を調べた。 自動イカ釣機の釣具ラインのワイヤーとナイロン道糸との連結部に加速度ロガーを取り付けて擬餌針の運動を計測した。その結果,アカイカ 5 個体が擬餌針に掛かる直前の平均巻き上げ速度は 2.7 m/s, 2.5 m/s, 1.6 m/s, 1.5 m/s, 1.4 m/s であった。この速度が 1.5 m/s 前後では触腕以外の腕で擬餌針を捕捉し,2.5 m/s 程度の巻き上げ速度では触腕だけで捕捉する傾向が認められた。...
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Veröffentlicht in: | Nippon Suisan Gakkaishi 2009, Vol.75(1), pp.83-85 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | アカイカの釣り落とし,すなわち擬餌針からの脱落を低減するために,巻き上げ過程における擬餌針の動きとアカイカの針掛かり状態との関係を調べた。 自動イカ釣機の釣具ラインのワイヤーとナイロン道糸との連結部に加速度ロガーを取り付けて擬餌針の運動を計測した。その結果,アカイカ 5 個体が擬餌針に掛かる直前の平均巻き上げ速度は 2.7 m/s, 2.5 m/s, 1.6 m/s, 1.5 m/s, 1.4 m/s であった。この速度が 1.5 m/s 前後では触腕以外の腕で擬餌針を捕捉し,2.5 m/s 程度の巻き上げ速度では触腕だけで捕捉する傾向が認められた。 |
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ISSN: | 0021-5392 1349-998X |
DOI: | 10.2331/suisan.75.83 |