放牧適性検定試験

九州沖縄農業研究センターで育種されたトールフェスク1系統と3品種を平成16年に播種し、放牧場を設置し、実際に牛を放牧することによりその適性を検定した。平成16年播種の「九州17号」は標準品種である「ナンリョウ」や比較品種である「九州10号(中生)」、「サザンクロス(中生)」と比較して、生草生産量、乾物生産量は若干高く、草丈利用率も同等であったが、再生勢いがやや低い傾向であった。全期間の放牧終了後に行った基部の被覆割合は「九州17号」が他の品種に比較して高い傾向であった。これまでの成績(17年度〜19年度)を総合的に判断すると、「九州17号」は再生の勢いにやや問題があるものの、草丈利用率や乾物生...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:宮崎県畜産試験場試験研究報告 = Bulletin of the Miyazaki Livestock Experiment Station 2008-12 (21), p.37-40
Hauptverfasser: 須崎, 哲也, 岩見, 豪士, 東, 政則, 中原, 高士
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:九州沖縄農業研究センターで育種されたトールフェスク1系統と3品種を平成16年に播種し、放牧場を設置し、実際に牛を放牧することによりその適性を検定した。平成16年播種の「九州17号」は標準品種である「ナンリョウ」や比較品種である「九州10号(中生)」、「サザンクロス(中生)」と比較して、生草生産量、乾物生産量は若干高く、草丈利用率も同等であったが、再生勢いがやや低い傾向であった。全期間の放牧終了後に行った基部の被覆割合は「九州17号」が他の品種に比較して高い傾向であった。これまでの成績(17年度〜19年度)を総合的に判断すると、「九州17号」は再生の勢いにやや問題があるものの、草丈利用率や乾物生産量は標準品種と同等な成績であった。
ISSN:0918-7278