黒大豆新品種「のんたぐろ」の育成

1.「のんたぐろ」は現地栽培ほ場の異型株から得た種子をもとに、山口県農業試験場において、系統分離を繰り返し、選抜・固定を図って育成した品種である(品種登録出願:2006年1月)。2.花色は“紫”、毛茸は“褐”、円葉で有限伸長型、短茎で分枝は“多”である。3.開花期、成熟期は“中の早”で、生態型は“中間型”に属し、秋大豆の「丹波黒」より45日以上早く収穫できる。4.倒伏しにくく栽培しやすいが、収量性は「サチユタカ」に劣る。5.大粒で、種皮色は“黒”、種皮には「丹波黒」のような蝋質の発生はなく、光沢がある。6.焙煎茶への加工適性に優れる。...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:山口県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamaguchi Agricultural Experiment Station 2007-03 (56), p.43-50
Hauptverfasser: 羽嶋, 正恭, 中司, 祐典, 金子, 和彦, 池尻, 明彦, 前岡, 庸介, 森岡, 徹文
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1.「のんたぐろ」は現地栽培ほ場の異型株から得た種子をもとに、山口県農業試験場において、系統分離を繰り返し、選抜・固定を図って育成した品種である(品種登録出願:2006年1月)。2.花色は“紫”、毛茸は“褐”、円葉で有限伸長型、短茎で分枝は“多”である。3.開花期、成熟期は“中の早”で、生態型は“中間型”に属し、秋大豆の「丹波黒」より45日以上早く収穫できる。4.倒伏しにくく栽培しやすいが、収量性は「サチユタカ」に劣る。5.大粒で、種皮色は“黒”、種皮には「丹波黒」のような蝋質の発生はなく、光沢がある。6.焙煎茶への加工適性に優れる。
ISSN:0388-9327