ブラックタイガーエビに接種したSalmonella WeltevredenおよびS. Senftenbergの冷凍保存下における生残性

冷凍流通している輸入エビのサルモネラ汚染が判明したことから,冷凍保存下のエビにおけるサルモネラの生残性を検討した.ブラックタイガーに血清型WeltevredenおよびSenftenbergを体表および体内の2方法で接種した.冷凍保存温度は -10℃,-20℃ および -30℃ の3温度で,保存期間は12週間とした.その結果,冷凍保存温度が低下するほど,また,体表接種より体内接種の方がサルモネラの生残性が高かった.さらに,S. SenftenbergはS. Weltevreden より高い生残性を示した.サルモネラはエビで冷凍保存された場合,特に -30℃ ではその接種菌数が長期間維持されること...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 2009/04/25, Vol.50(2), pp.85-88
Hauptverfasser: 野田, 裕之, 千須和, 美母衣, 金子, 通治, 尾上, 洋一, 高鳥, 浩介, 工藤, 由起子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:冷凍流通している輸入エビのサルモネラ汚染が判明したことから,冷凍保存下のエビにおけるサルモネラの生残性を検討した.ブラックタイガーに血清型WeltevredenおよびSenftenbergを体表および体内の2方法で接種した.冷凍保存温度は -10℃,-20℃ および -30℃ の3温度で,保存期間は12週間とした.その結果,冷凍保存温度が低下するほど,また,体表接種より体内接種の方がサルモネラの生残性が高かった.さらに,S. SenftenbergはS. Weltevreden より高い生残性を示した.サルモネラはエビで冷凍保存された場合,特に -30℃ ではその接種菌数が長期間維持されることが確認できたことから,エビを解凍するときにはサルモネラの存在も考慮に入れ,衛生的な取扱いが必要である.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.50.85