ウスメバルの体色保持試験

1.海水区及び混合水II区では、浸漬水に浸漬する時間が長いほどa*値が向上する傾向がみられたが、混合水I区では浸漬時間による明確な違いは認められなかった。2.浸漬水の違いによってa*値の経時変化は大きく異なったことから、体色変化には浸漬水の塩濃度が関与しているものと推測された。3.混合水II区の浸漬水に釣獲したウスメバルを浸漬することにより、浸漬直後も氷蔵後もウスメバル体色を最も向上させることができ、加えて外観も最も良好であった。しかし、下氷に接触する面の体色については、氷蔵後の時間経過に伴うa*値の低下は避けられないものと思われた。...

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Veröffentlicht in:青森県ふるさと食品研究センター研究報告 = Report of Aomori Prefectural Local Food Research Center 2009-01 (6), p.40-42
Hauptverfasser: 白板, 孝朗, 石川, 哲
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1.海水区及び混合水II区では、浸漬水に浸漬する時間が長いほどa*値が向上する傾向がみられたが、混合水I区では浸漬時間による明確な違いは認められなかった。2.浸漬水の違いによってa*値の経時変化は大きく異なったことから、体色変化には浸漬水の塩濃度が関与しているものと推測された。3.混合水II区の浸漬水に釣獲したウスメバルを浸漬することにより、浸漬直後も氷蔵後もウスメバル体色を最も向上させることができ、加えて外観も最も良好であった。しかし、下氷に接触する面の体色については、氷蔵後の時間経過に伴うa*値の低下は避けられないものと思われた。
ISSN:1349-0400