カーネーション萎縮叢生症を誘発する土壌環境
土壌環境に関する項目と発症の関係を調査し,重回帰分析(数量化I類)の手法を用いることによって,ベンチ構造,土壌,灌水および施肥がカーネーション萎縮叢生症に及ぼす影響を明らかにした.本症は,コンクリートべた打ちの平床と枠板による隔離ベンチの構造に起因して排水が不良であることと,有機物含量が高く低固相率・高液相率の土壌であることによって発症が助長された.また,灌水間隔が長い場合や濃い濃度の液肥の施用のように,土壌中の水分含量や肥料濃度が急激に変化することも,発症を助長する重要な要因であった....
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Veröffentlicht in: | Engeigaku kenkyuu 2009, Vol.8(2), pp.169-174 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 土壌環境に関する項目と発症の関係を調査し,重回帰分析(数量化I類)の手法を用いることによって,ベンチ構造,土壌,灌水および施肥がカーネーション萎縮叢生症に及ぼす影響を明らかにした.本症は,コンクリートべた打ちの平床と枠板による隔離ベンチの構造に起因して排水が不良であることと,有機物含量が高く低固相率・高液相率の土壌であることによって発症が助長された.また,灌水間隔が長い場合や濃い濃度の液肥の施用のように,土壌中の水分含量や肥料濃度が急激に変化することも,発症を助長する重要な要因であった. |
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ISSN: | 1347-2658 1880-3571 |
DOI: | 10.2503/hrj.8.169 |