メタン発酵消化液の施用方法の違いが水稲の生育に及ぼす影響
有機性廃棄物由来のメタン発酵消化液(発酵液肥)の施用方法の違いが水稲の生育に及ぼす影響を検討するため、水稲のポット栽培試験を実施した。発酵液肥の施用方法は全層施用と表面施用とし、対照として化肥全層区と化肥表面区、および無肥料区を設けた。栽培の結果、液肥全層区は化学肥料を施用した区と同等の生育を示したが、液肥表面区では見かけのN利用率が低く、栄養成長で化学肥料を施用した区に劣った。これは、発酵液肥中のNの約63%を占めるNH4-Nが土壌表面から揮散損失したためであると推察した。...
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Veröffentlicht in: | 九州大学大学院農学研究院学芸雑誌 2009-02, Vol.64 (1), p.1-5 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 有機性廃棄物由来のメタン発酵消化液(発酵液肥)の施用方法の違いが水稲の生育に及ぼす影響を検討するため、水稲のポット栽培試験を実施した。発酵液肥の施用方法は全層施用と表面施用とし、対照として化肥全層区と化肥表面区、および無肥料区を設けた。栽培の結果、液肥全層区は化学肥料を施用した区と同等の生育を示したが、液肥表面区では見かけのN利用率が低く、栄養成長で化学肥料を施用した区に劣った。これは、発酵液肥中のNの約63%を占めるNH4-Nが土壌表面から揮散損失したためであると推察した。 |
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ISSN: | 1347-0159 |