水稲品種‘あきたこまち’における登熟期の気温及び施肥法が白未熟粒発生に及ぼす影響

水稲品種‘あきたこまち’における登熟期の気温及び施肥法が白未熟粒発生に及ぼす影響について検討した。1.白未熟粒発生率は出穂10〜30日後の日最高気温平均値と高い正の相関が示され、この気温が31.0℃を超えると白未熟粒が増加した。2.乳白粒、心白粒は穂数と正の相関が認められ、基肥、追肥、栽植密度により穂数を制限することが有効と考えられた。3.背白粒、基部未熟粒は幼穂形成期以降の葉色と負の相関がそれぞれ認められたことから、出穂20日後頃まで葉色を維持できるよう穂肥を施用する必要があった。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:岡山県農業総合センター農業試験場研究報告 = Bulletin of the Agricultural Experiment Station, Okayama Prefectural General Agriculture Center Okayama Prefectural General Agriculture Center, 2008-11 (26), p.1-6
Hauptverfasser: 松本, 一信, 妹尾, 知憲, 宮武, 直子, 中島, 映信, 大久保, 和男, 杉本, 真一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:水稲品種‘あきたこまち’における登熟期の気温及び施肥法が白未熟粒発生に及ぼす影響について検討した。1.白未熟粒発生率は出穂10〜30日後の日最高気温平均値と高い正の相関が示され、この気温が31.0℃を超えると白未熟粒が増加した。2.乳白粒、心白粒は穂数と正の相関が認められ、基肥、追肥、栽植密度により穂数を制限することが有効と考えられた。3.背白粒、基部未熟粒は幼穂形成期以降の葉色と負の相関がそれぞれ認められたことから、出穂20日後頃まで葉色を維持できるよう穂肥を施用する必要があった。
ISSN:1346-6658