オビルピーハ果実の成分と抗酸化性

県内で栽培に成功したHippophae rhamnoides L.(ロシア名:オビルピーハ)果実の成分特性と機能性について検討した。ロシア系統4本、ヨーロッパ系統4本の果実についてビタミン含量を比較した結果、ロシア系の方がカロテン含量は10倍以上度高く、α-トコフェロールは4〜5倍高い結果が得られ成分的に有利と考えられた。また、果汁は約1〜2%の脂質を含んだ特徴的なものであり、搾りかすは13〜18%の脂質が含まれ油脂としての有効利用が期待された。ラジカル消去活性は非常に高く、ポリフェノール量よりも豊富なビタミン量を反映したものと思われた。...

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Veröffentlicht in:研究報告 = Journal of Iwate Industrial Research Institute 2005-06 (12), p.9-12
Hauptverfasser: 小浜, 恵子, 山口, 佑子, 佐々木, 仁
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:県内で栽培に成功したHippophae rhamnoides L.(ロシア名:オビルピーハ)果実の成分特性と機能性について検討した。ロシア系統4本、ヨーロッパ系統4本の果実についてビタミン含量を比較した結果、ロシア系の方がカロテン含量は10倍以上度高く、α-トコフェロールは4〜5倍高い結果が得られ成分的に有利と考えられた。また、果汁は約1〜2%の脂質を含んだ特徴的なものであり、搾りかすは13〜18%の脂質が含まれ油脂としての有効利用が期待された。ラジカル消去活性は非常に高く、ポリフェノール量よりも豊富なビタミン量を反映したものと思われた。
ISSN:1348-7779