ヒト糞便由来 Lactococcus garvieae と魚類由来菌株との比較研究

ヒト糞便から分離した Lactococcus garvieaeを魚類株と比較した。ヒト糞便および魚類由来株の染色体 DNA を SmaI で消化後,バイアス正弦電場電気泳動(BSFGE)を行い,遺伝型別を行った。バクテリオファージに対する感受性も魚類株と比較した。カンパチに対する病原性は糞便由来の 2 株を,それぞれ腹腔内に注射した。その結果,ヒト糞便株の BSFGE 像は魚類株と一致せず,両者で遺伝子型が異なっていた。また,供試したバクテリオファージに対する感受性は認められず,カンパチも死亡しなかった。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2008, Vol.74(6), pp.1085-1087
Hauptverfasser: 内山, 成人, 上野, 友美, 只野, 健太郎, 古川, 三記子, 西木, 一生, 野本, 竜平, 長宗, 秀明, 中井, 敏博, 吉田, 照豊
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ヒト糞便から分離した Lactococcus garvieaeを魚類株と比較した。ヒト糞便および魚類由来株の染色体 DNA を SmaI で消化後,バイアス正弦電場電気泳動(BSFGE)を行い,遺伝型別を行った。バクテリオファージに対する感受性も魚類株と比較した。カンパチに対する病原性は糞便由来の 2 株を,それぞれ腹腔内に注射した。その結果,ヒト糞便株の BSFGE 像は魚類株と一致せず,両者で遺伝子型が異なっていた。また,供試したバクテリオファージに対する感受性は認められず,カンパチも死亡しなかった。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.74.1085