ほ乳期から離乳期子豚における糞便中イムノグロブリンA濃度の低下

ほ乳期及び離乳期子豚の糞便中分泌型イムノグロブリンA(sIgA)濃度を、1〜50日齢迄毎日測定した。湿糞便1g当たりのsIgA濃度は、1日齢で10(4)μg、2〜3日齢で10(5)μgレベルとなり最高値を示した。その後漸次減少し、10日後には10(1)〜10(2)μgとなり、その傾向は離乳時、更に50日齢迄継続した。離乳前後での子豚の高い疾病率は、本結果が示す腸内sIgAの低い値によって少なくとも一部は説明できる。...

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Veröffentlicht in:Journal of veterinary medical science 2008-08, Vol.70 (8), p.849-852
Hauptverfasser: 牛田, 一成, 亀上, 知世子, 塚原, 隆充, 福田, 菊人, 中西, 信夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:ほ乳期及び離乳期子豚の糞便中分泌型イムノグロブリンA(sIgA)濃度を、1〜50日齢迄毎日測定した。湿糞便1g当たりのsIgA濃度は、1日齢で10(4)μg、2〜3日齢で10(5)μgレベルとなり最高値を示した。その後漸次減少し、10日後には10(1)〜10(2)μgとなり、その傾向は離乳時、更に50日齢迄継続した。離乳前後での子豚の高い疾病率は、本結果が示す腸内sIgAの低い値によって少なくとも一部は説明できる。
ISSN:0916-7250