犬のStrongyloides sp. 感染症例に対するフェバンテル配合剤の治療効果

犬のStrongyloides sp.感染に対するフェバンテル配合剤の治療効果を検討した.フェバンテルとして15mg/kg体重の1回経口投与では, 糞便内のStrongyloides sp.第1期幼虫検出を指標とした場合の有効率が50.0%(2/4) であった.1回経口投与で効果がみられなかった2頭に対して, 同用量の2回目投与を実施したがやはり効果は認められなかった.他方, フェバンテルの15mg/kg体重1日1回3日間連続投与を1回実施した場合の有効率は, 63.6%(7/11) であった.1回目の3日間連続投与で効果がみられなかった4頭に対して, 同プロトコールの2回目を実施したところ,...

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 2008/06/20, Vol.61(6), pp.453-458
Hauptverfasser: 伊藤, 直之, 村岡, 登, 河又, 淳, 青木, 美樹子, 板垣, 匡
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:犬のStrongyloides sp.感染に対するフェバンテル配合剤の治療効果を検討した.フェバンテルとして15mg/kg体重の1回経口投与では, 糞便内のStrongyloides sp.第1期幼虫検出を指標とした場合の有効率が50.0%(2/4) であった.1回経口投与で効果がみられなかった2頭に対して, 同用量の2回目投与を実施したがやはり効果は認められなかった.他方, フェバンテルの15mg/kg体重1日1回3日間連続投与を1回実施した場合の有効率は, 63.6%(7/11) であった.1回目の3日間連続投与で効果がみられなかった4頭に対して, 同プロトコールの2回目を実施したところ, 50.0%の有効率であり, 1回目と2回目をあわせた延べ有効率は81.8%(9/11) であった.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.61.453