各水稲品種に対する電解水散布による生育促進と収量増加に関する研究
強酸性電解水は安全性の高い食品添加物として厨房の機器やカット青果物などの衛生管理に利用されている。また、強アルカリ性電解水は野菜の養液栽培の培養液に希釈混入しても殺菌効果があるとされており、ミツバ等の葉菜類では、強アルカリ性電解水の葉面散布による成長促進と品質向上の効果が報告されている。そこで、大阪府立食とみどりの総合技術センター(現大阪府環境農林水産総合研究所)では、水稲栽培において生育促進と増収効果を目的に、2005年度から強アルカリ性電解水の葉面散布試験を開始した。その結果、水稲移植1カ月後から出穂までに強アルカリ性電解水を毎週1回散布(80L/300m(2)、総回数7〜8回)することに...
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Veröffentlicht in: | 農業および園芸 = Agriculture and horticulture 2008-07, Vol.83 (7), p.785-789 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 強酸性電解水は安全性の高い食品添加物として厨房の機器やカット青果物などの衛生管理に利用されている。また、強アルカリ性電解水は野菜の養液栽培の培養液に希釈混入しても殺菌効果があるとされており、ミツバ等の葉菜類では、強アルカリ性電解水の葉面散布による成長促進と品質向上の効果が報告されている。そこで、大阪府立食とみどりの総合技術センター(現大阪府環境農林水産総合研究所)では、水稲栽培において生育促進と増収効果を目的に、2005年度から強アルカリ性電解水の葉面散布試験を開始した。その結果、水稲移植1カ月後から出穂までに強アルカリ性電解水を毎週1回散布(80L/300m(2)、総回数7〜8回)することによって植物体の生育と収量が増加し、玄米の食味などには影響がないことが明らかになった。本報では、2005年の試験を深化させ、異なった水稲品種において、出穂前までに強アルカリ性電解水を葉面散布試験した成果について報告する。 |
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ISSN: | 0369-5247 |