産卵鶏血漿中8-ハイドロキシデオキシグアノシン(8-OHdG)の季節変動
産卵鶏の血漿中8-ハイドロキシデオキシグアノシン(8-OHdG)濃度の季節変動(2005年12月〜2006年12月)について調査した。産卵鶏の血漿中8-OHdG濃度は、5月および9月で最も低値であった。夏季および冬季で、8-OHdG濃度の有意な上昇がみられた。夏季の血漿中8-OHdG濃度と鶏舎内最高温度との間には有意な正の相関関係が、また、冬季の血漿中8-OHdG濃度と鶏舎内最低温度との間には有意な負の相関関係が観察された。卵重は、2006年1月より2007年1月までほぼ一定の値であったが、8月および9月で最も高い値が得られた1月より有意に減少した。また、7、8および9月でのみ、軟卵が確認され...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | Nihon Kakin Gakkaishi 2008-04, Vol.45 (1), p.16-20 |
---|---|
Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext bestellen |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 産卵鶏の血漿中8-ハイドロキシデオキシグアノシン(8-OHdG)濃度の季節変動(2005年12月〜2006年12月)について調査した。産卵鶏の血漿中8-OHdG濃度は、5月および9月で最も低値であった。夏季および冬季で、8-OHdG濃度の有意な上昇がみられた。夏季の血漿中8-OHdG濃度と鶏舎内最高温度との間には有意な正の相関関係が、また、冬季の血漿中8-OHdG濃度と鶏舎内最低温度との間には有意な負の相関関係が観察された。卵重は、2006年1月より2007年1月までほぼ一定の値であったが、8月および9月で最も高い値が得られた1月より有意に減少した。また、7、8および9月でのみ、軟卵が確認された。産卵率に関しては、測定を開始した2006年1月から7月までは高い値で推移したが、その後、日齢の進行に伴い、暫時減少し、12月には62.4%まで減少した。本研究の結果より、低温および高温環境下で、産卵鶏が受ける酸化ストレスが増加する可能性が示唆された。 |
---|---|
ISSN: | 0029-0254 |