タイ国におけるサトウキビ機械収穫コスト削減のためのトラック割り当て計画法 : 多目的最適化の応用
サトウキビ収穫における機械力のほ場への配分は、サトウキビ生産に関連する3つのグループ、サトウキビ栽培者、トラック所有者、製糖工場の利益配分にも影響する。利益配分においては、これら三者の得失は合致しない。このため、多目的最適化(MOO)を用いてグループ間の妥協解を決定する方法を検討した。まず、東北タイにおいて行った調査結果に基づいて、サトウキビ収穫・運搬シミュレータを用いて作成し、これを利用してシミュレーションに必要な入力を求めた。多目的最適化によって得られた妥協解は、単一の目的関数を最適化した解にくらべ、関係するグループ間の合意が得やすいものとなり、より適用性が高いものとなった。さらに、計算結...
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Veröffentlicht in: | Nōgyō Kikai Gakkaishi 2008-03, Vol.70 (2), p.62-71 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | eng ; jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | サトウキビ収穫における機械力のほ場への配分は、サトウキビ生産に関連する3つのグループ、サトウキビ栽培者、トラック所有者、製糖工場の利益配分にも影響する。利益配分においては、これら三者の得失は合致しない。このため、多目的最適化(MOO)を用いてグループ間の妥協解を決定する方法を検討した。まず、東北タイにおいて行った調査結果に基づいて、サトウキビ収穫・運搬シミュレータを用いて作成し、これを利用してシミュレーションに必要な入力を求めた。多目的最適化によって得られた妥協解は、単一の目的関数を最適化した解にくらべ、関係するグループ間の合意が得やすいものとなり、より適用性が高いものとなった。さらに、計算結果の分散分析を行って、有意にコストに影響している因子が、製糖工場までの距離、ほ場サイズ、両者の相互作用であることと結論できた。本研究により、サトウキビ収穫・運搬作業でのコスト削減、効率化の可能性が示せた。 |
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ISSN: | 0285-2543 |
DOI: | 10.11357/jsam1937.70.2_62 |