カキ「平核無」のヘタ出し袋かけによる樹上脱渋の省力

カキ「平核無」の樹上脱渋果は、果実品質に優れ消費者の人気は高いが、袋かけに多くの労力を要し、落果が多いなどの問題がある。そこで、カキのヘタを出して、輪ゴムでポリエチレン袋を止める樹上脱渋処理について検討した。その結果、ヘタを出した袋かけ脱渋法では、従来の方法に比べ果実品質は変わらず、脱渋のための袋かけ作業時間は40%程度、収穫作業時間は50%程度短縮された。また本法では、袋かけを早めても落果はほとんどなく、汚損果の発生も少ないため、袋かけに適した期間を大幅に拡大できた。...

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Veröffentlicht in:群馬県農業技術センター研究報告 2008-03 (5), p.27-32
Hauptverfasser: 平井, 一幸, 吉岡, 正明, 狩野, 正美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:カキ「平核無」の樹上脱渋果は、果実品質に優れ消費者の人気は高いが、袋かけに多くの労力を要し、落果が多いなどの問題がある。そこで、カキのヘタを出して、輪ゴムでポリエチレン袋を止める樹上脱渋処理について検討した。その結果、ヘタを出した袋かけ脱渋法では、従来の方法に比べ果実品質は変わらず、脱渋のための袋かけ作業時間は40%程度、収穫作業時間は50%程度短縮された。また本法では、袋かけを早めても落果はほとんどなく、汚損果の発生も少ないため、袋かけに適した期間を大幅に拡大できた。
ISSN:1348-9054