豚のヘモフィルス・パラスイス感染に対するベンジルペニシリンの治療効果

豚のヘモフィルス・パラスイス感染症はグレーサー病とも呼ばれ、Haemophilus parasuis(以下Hps)による全身性の感染症である。発症豚では発熱を主徴とし、多発性繊維素性漿膜炎、関節炎および髄膜炎にともなう発咳・呼吸困難、関節の腫脹および神経症状がみられ、重症例では急性の経過で死亡する。耐過豚においても肺や胸膜などの癒着を後遺し、発育不良などの被害をもたらす。Hps陰性のSPF豚にHpsを気管内接種し、発熱を発病の指標として、抗生物質による治療の効果を検討した。...

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Veröffentlicht in:北海道立畜産試験場研究報告 2007-03 (26), p.31-33
Hauptverfasser: 仙名, 和浩, 及川, 学, 米道, 裕彌
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:豚のヘモフィルス・パラスイス感染症はグレーサー病とも呼ばれ、Haemophilus parasuis(以下Hps)による全身性の感染症である。発症豚では発熱を主徴とし、多発性繊維素性漿膜炎、関節炎および髄膜炎にともなう発咳・呼吸困難、関節の腫脹および神経症状がみられ、重症例では急性の経過で死亡する。耐過豚においても肺や胸膜などの癒着を後遺し、発育不良などの被害をもたらす。Hps陰性のSPF豚にHpsを気管内接種し、発熱を発病の指標として、抗生物質による治療の効果を検討した。
ISSN:1345-9643