ミツバチを利用した半促成ナスの着果促進技術体系の開発(2) : 栽培条件が訪花活動に及ぼす影響
半促成ナス栽培におけるセイヨウミツバチの訪花活動の安定化のために、ナスの花粉量の影響を検討した。まず、ナスの花粉量が異なるハウス2棟を用い、セイヨウミツバチがナスに訪花を開始するまでの日数を比較した。その結果、花粉量の少ないハウスでは、多いハウスに比べて、訪花が遅れる傾向が認められた。次いで、セイヨウミツバチ導入時期のナスの花粉量の確保と着果安定のために、保温方法として水封マルチの利用を評価した。本保温方法では、トンネル被覆のみの保温に比べて夜間の平均気温が1〜3℃高くなり、花粉量の増加、セイヨウミツバチの訪花までの日数の短縮、ならびに花粉媒介におけるナスの優良品果率の向上に有効であることを確...
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Veröffentlicht in: | Nihon Ōyō Dōbutsu Konchū Gakkai shi 2007-11, Vol.51 (4), p.265-272 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 半促成ナス栽培におけるセイヨウミツバチの訪花活動の安定化のために、ナスの花粉量の影響を検討した。まず、ナスの花粉量が異なるハウス2棟を用い、セイヨウミツバチがナスに訪花を開始するまでの日数を比較した。その結果、花粉量の少ないハウスでは、多いハウスに比べて、訪花が遅れる傾向が認められた。次いで、セイヨウミツバチ導入時期のナスの花粉量の確保と着果安定のために、保温方法として水封マルチの利用を評価した。本保温方法では、トンネル被覆のみの保温に比べて夜間の平均気温が1〜3℃高くなり、花粉量の増加、セイヨウミツバチの訪花までの日数の短縮、ならびに花粉媒介におけるナスの優良品果率の向上に有効であることを確認した。 |
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ISSN: | 0021-4914 |