福岡県筑前海産褐藻アカモク Sargassum horneri の成熟と粘質多糖量の変化

これまでに我々は,福岡県産のアカモク Sargassum horneri についてフコイダン含有量の季節変動を検討し,フコイダン含量の変化と生殖器床の出現に密接な関係があることを示唆した。今回さらに詳細な検討を行った結果,フコイダンは大部分が生殖器床に含まれること,そして生殖器床の生長時期に増加し,配偶子の放出時期以降は減少していくことが明らかとなった。また,アカモクのフコイダンについて,糖組成及び硫酸基の量を解析した結果,雌雄間では顕著な違いが無いことが確認された。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2008, Vol.74(2), pp.166-170
Hauptverfasser: 黒田, 理恵子, 上田, 京子, 木村, 太郎, 赤尾, 哲之, 篠原, 直哉, 後川, 龍男, 深川, 敦平, 秋本, 恒基
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:これまでに我々は,福岡県産のアカモク Sargassum horneri についてフコイダン含有量の季節変動を検討し,フコイダン含量の変化と生殖器床の出現に密接な関係があることを示唆した。今回さらに詳細な検討を行った結果,フコイダンは大部分が生殖器床に含まれること,そして生殖器床の生長時期に増加し,配偶子の放出時期以降は減少していくことが明らかとなった。また,アカモクのフコイダンについて,糖組成及び硫酸基の量を解析した結果,雌雄間では顕著な違いが無いことが確認された。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.74.166