HPLCによる食肉中の動物用医薬品および飼料添加物の一斉分析法

食肉中(牛,豚,鶏の筋肉)に残留する動物用医薬品および飼料添加物(サルファ剤,ベンズイミダゾール系薬剤など28種29成分,以下動薬等)の簡便な一斉分析法を検討した.食肉中の動薬等を95%アセトニトリルで抽出し,アルミナカラムで精製後,アセトニトリル飽和n-ヘキサンで脱脂し,試験溶液を調製した.動薬等はグラジエント溶離法による紫外分光光度型検出器付きHPLCで分析した.本法で調製した試験溶液には測定妨害物が少なく,多くの動薬等で回収率は60%以上,定量限界値は0.01 μg/gであった.本法は,簡便かつ迅速で,残留基準におおむね対応できることから,これら動薬等の実用的なスクリーニング法と考えられ...

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Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 2007/10/25, Vol.48(5), pp.153-158
Hauptverfasser: 長南, 隆夫, 藤本, 啓, 上野, 健一, 田沢, 悌二郎, 小川, 廣
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:食肉中(牛,豚,鶏の筋肉)に残留する動物用医薬品および飼料添加物(サルファ剤,ベンズイミダゾール系薬剤など28種29成分,以下動薬等)の簡便な一斉分析法を検討した.食肉中の動薬等を95%アセトニトリルで抽出し,アルミナカラムで精製後,アセトニトリル飽和n-ヘキサンで脱脂し,試験溶液を調製した.動薬等はグラジエント溶離法による紫外分光光度型検出器付きHPLCで分析した.本法で調製した試験溶液には測定妨害物が少なく,多くの動薬等で回収率は60%以上,定量限界値は0.01 μg/gであった.本法は,簡便かつ迅速で,残留基準におおむね対応できることから,これら動薬等の実用的なスクリーニング法と考えられた.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.48.153