米須地下ダムの塩水浸入予測解析について

海岸沿いに設置された米須地下ダムにおける塩水浸入予測解析結果と対策について述べる。 解析は, 断面二次元モデルを用いて代表的な3断面で実施した。計算対象年は計画基準年である。断面二次元解析では井戸近くの通水断面の縮小 (縮流) を表現できないため, 縮流の有無による塩分の到達時間の差異を把握して予想値を補正した。 結果, 残留塩水塊域について管理塩淡境界位 (毎年の灌概期前に維持すべき塩淡境界位) が明らかになり, そのときの残留塩水量と基準年年末の残存塩水量の差を必要除塩量とした。また, 計画基準年以外の渇水年の検討から, 管理塩淡境界位の妥当性を確認した。...

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Veröffentlicht in:Suido no chi 2008/03/01, Vol.76(3), pp.227-230,a2
Hauptverfasser: 名和, 規夫, 中尾, 仁, 宮崎, 憲二, 杉山, 茂
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:海岸沿いに設置された米須地下ダムにおける塩水浸入予測解析結果と対策について述べる。 解析は, 断面二次元モデルを用いて代表的な3断面で実施した。計算対象年は計画基準年である。断面二次元解析では井戸近くの通水断面の縮小 (縮流) を表現できないため, 縮流の有無による塩分の到達時間の差異を把握して予想値を補正した。 結果, 残留塩水塊域について管理塩淡境界位 (毎年の灌概期前に維持すべき塩淡境界位) が明らかになり, そのときの残留塩水量と基準年年末の残存塩水量の差を必要除塩量とした。また, 計画基準年以外の渇水年の検討から, 管理塩淡境界位の妥当性を確認した。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre2007.76.227