カキ‘西条’における環状剥皮,摘葉,湛水処理が果実の樹上 および収穫後軟化に及ぼす影響

カキ‘西条’果実の樹上軟化について,自然災害を想定した処理や環状剥皮処理での再現を試みた.その結果,環状剥皮処理区での軟化発生率が約20%と最も高く,処理により誘導されたエチレンが樹上軟化発生の原因である可能性が示された.また,収穫後果実の軟化発生について調査したところ,湛水処理区および環状剥皮処理区において非常に高い軟化発生率が認められた.従って,湛水状態になったり環状剥皮によって,収穫後軟化を起こす生理状態になった可能性がある.また,ヘタ直下の果実内部黒変と樹上または収穫後軟化に密接な関連性があることが明らかとなった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Engeigaku kenkyuu 2007, Vol.6(1), pp.119-123
Hauptverfasser: 松本, 敏一, 板村, 裕之, 倉橋, 孝夫, 牧, 慎也, 松本, 真悟
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:カキ‘西条’果実の樹上軟化について,自然災害を想定した処理や環状剥皮処理での再現を試みた.その結果,環状剥皮処理区での軟化発生率が約20%と最も高く,処理により誘導されたエチレンが樹上軟化発生の原因である可能性が示された.また,収穫後果実の軟化発生について調査したところ,湛水処理区および環状剥皮処理区において非常に高い軟化発生率が認められた.従って,湛水状態になったり環状剥皮によって,収穫後軟化を起こす生理状態になった可能性がある.また,ヘタ直下の果実内部黒変と樹上または収穫後軟化に密接な関連性があることが明らかとなった.
ISSN:1347-2658
1880-3571
DOI:10.2503/hrj.6.119