ブリにおける飼料リンの吸収率測定に適した採糞方法の検討

飼料リン吸収率測定に適した採糞方法を決定するため、実験1では第一リン酸カリウムを0.89%添加した卵白アルブミン主体の精製試験飼料をブリ(406g)に与え、圧迫法(給餌7hと24h)とコレクター法で採糞した。圧迫法では時間によって吸収率に大きな開きがあった。コレクター法の値は圧迫法の24hの値に近似していた。実験2ではブリ(917g)に市販飼料を給餌して、6h毎の総糞中リン含量を測定したところ、排泄リン量は経時的に減少した。したがって、再現性の高いリン吸収率値を得るには、コレクター法による採糞が望ましいことがわかった。...

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Veröffentlicht in:Suisan Zoshoku 2007, Vol.55 (3), p.319-324
Hauptverfasser: Sarker, P.K, 深田, 陽久, 益本, 俊郎
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:飼料リン吸収率測定に適した採糞方法を決定するため、実験1では第一リン酸カリウムを0.89%添加した卵白アルブミン主体の精製試験飼料をブリ(406g)に与え、圧迫法(給餌7hと24h)とコレクター法で採糞した。圧迫法では時間によって吸収率に大きな開きがあった。コレクター法の値は圧迫法の24hの値に近似していた。実験2ではブリ(917g)に市販飼料を給餌して、6h毎の総糞中リン含量を測定したところ、排泄リン量は経時的に減少した。したがって、再現性の高いリン吸収率値を得るには、コレクター法による採糞が望ましいことがわかった。
ISSN:0371-4217
DOI:10.11233/aquaculturesci1953.55.319