家計における生鮮果物消費の減少要因
近年、日本では消費者の健康志向が高まっているといわれる。その中で、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、また低脂肪である生鮮果物は、健康の維持に重要な役割を果たす食品として位置づけられてきた。しかし、図1に示すように、この30年間を見ると、生鮮果物の家計消費量は減少し続けている。近年の健康志向の高まりのなかで、なぜ生鮮果物の家計消費量が減少し続けているのか、その要因を検討することが本稿の課題である。本稿では「食べるためにかかるコスト」に着目して、生鮮果物消費の減少要因を検討する。ここで言うコストとは主観的なコストを意味し、「食べるために必要な手間」や「時間制約としての消費期限」などがその構...
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Veröffentlicht in: | Journal of Rural Problems 2007/06/25, Vol.43(1), pp.151-155 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext bestellen |
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Zusammenfassung: | 近年、日本では消費者の健康志向が高まっているといわれる。その中で、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、また低脂肪である生鮮果物は、健康の維持に重要な役割を果たす食品として位置づけられてきた。しかし、図1に示すように、この30年間を見ると、生鮮果物の家計消費量は減少し続けている。近年の健康志向の高まりのなかで、なぜ生鮮果物の家計消費量が減少し続けているのか、その要因を検討することが本稿の課題である。本稿では「食べるためにかかるコスト」に着目して、生鮮果物消費の減少要因を検討する。ここで言うコストとは主観的なコストを意味し、「食べるために必要な手間」や「時間制約としての消費期限」などがその構成要素である。 |
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ISSN: | 0388-8525 2185-9973 |
DOI: | 10.7310/arfe1965.43.151 |