農業経営における障害者雇用のマネジメント
医療・福祉の分野では、農業における動植物の飼育・栽培などの作業が、心身を癒す機能を有していると考えられ、園芸療法の取り組みが注目される一方、障害者の自立を支援する観点から、新たな就業の受け皿として農業の可能性に期待が高まっている。障害者雇用の促進のためには、福祉側の熱い期待と農業側の高くない関心、この両者のギャップを埋める必要がある。本稿の目的は、農業経営体の受入実態(就労条件)を明らかにした上で、受入側の農業経営体の視点から見て、障害雇用による経営環境の変化をメリットとデメリットの両面から考察することである。まずは実態の解明が、障害者の雇用の促進への第一歩だと考えるからである。...
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Veröffentlicht in: | Journal of Rural Problems 2007/06/25, Vol.43(1), pp.78-83 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext bestellen |
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Zusammenfassung: | 医療・福祉の分野では、農業における動植物の飼育・栽培などの作業が、心身を癒す機能を有していると考えられ、園芸療法の取り組みが注目される一方、障害者の自立を支援する観点から、新たな就業の受け皿として農業の可能性に期待が高まっている。障害者雇用の促進のためには、福祉側の熱い期待と農業側の高くない関心、この両者のギャップを埋める必要がある。本稿の目的は、農業経営体の受入実態(就労条件)を明らかにした上で、受入側の農業経営体の視点から見て、障害雇用による経営環境の変化をメリットとデメリットの両面から考察することである。まずは実態の解明が、障害者の雇用の促進への第一歩だと考えるからである。 |
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ISSN: | 0388-8525 2185-9973 |
DOI: | 10.7310/arfe1965.43.78 |