免疫介在性外眼筋炎が疑われた両側性眼球突出の犬の1例

両側性の眼球突出を呈した7カ月齢, 雌のイタリアン・グレーハウンドに対し, 神経学的検査, MR画像検査および血清学的検査を行い, 免疫介在性外眼筋炎と診断した. 従来より, 炎症性筋疾患に対して筋生検の病理組織学的所見が重要な診断根拠となっていたが, 今回新たに, 筋群の腫脹とび漫性造影増強効果などの炎症を示唆するMR画像所見とともに, 血清中にIgG自己抗体の存在を認めた. これらの所見は外眼筋炎診断の一助になるものと考えられた....

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Veröffentlicht in:Nippon Juishikai zasshi 2007/08/20, Vol.60(8), pp.588-591
Hauptverfasser: 杉山, 伸樹, 内田, 和幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:両側性の眼球突出を呈した7カ月齢, 雌のイタリアン・グレーハウンドに対し, 神経学的検査, MR画像検査および血清学的検査を行い, 免疫介在性外眼筋炎と診断した. 従来より, 炎症性筋疾患に対して筋生検の病理組織学的所見が重要な診断根拠となっていたが, 今回新たに, 筋群の腫脹とび漫性造影増強効果などの炎症を示唆するMR画像所見とともに, 血清中にIgG自己抗体の存在を認めた. これらの所見は外眼筋炎診断の一助になるものと考えられた.
ISSN:0446-6454
2186-0211
DOI:10.12935/jvma1951.60.588