自走式細断型ロールベーラの開発とシリンダ型カッタヘッドの改良に関する研究

筆者らは、生産調整水田等への飼料基盤拡大と生産コスト低減を目的に、1台でトウモロコシや牧草、飼料稲を収穫・細断・ロール成形できる自走式収穫機を開発している。これら飼料作物のうち、予乾牧草は切断抵抗が大きく、水分・草量が不均一であり収穫時に草詰まりが発生し易く、他の作物に比べ作業能率が低下する。そのため、収穫部のシリンダ型カッタヘッドを改良し、切断抵抗と送風能力の抑制による消費動力の低減化、および回転の安定化を図った。その結果、消費動力の低減効果は認められなかったが、カッタヘッドの慣性モーメントを大きくすることで作業の安定性が向上し、作業性が改善されることを確認した。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Nōgyō Kikai Gakkaishi 2007-07, Vol.69 (4), p.89-95
Hauptverfasser: 高橋, 仁康, 志藤, 博克, 澁谷, 幸憲
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:筆者らは、生産調整水田等への飼料基盤拡大と生産コスト低減を目的に、1台でトウモロコシや牧草、飼料稲を収穫・細断・ロール成形できる自走式収穫機を開発している。これら飼料作物のうち、予乾牧草は切断抵抗が大きく、水分・草量が不均一であり収穫時に草詰まりが発生し易く、他の作物に比べ作業能率が低下する。そのため、収穫部のシリンダ型カッタヘッドを改良し、切断抵抗と送風能力の抑制による消費動力の低減化、および回転の安定化を図った。その結果、消費動力の低減効果は認められなかったが、カッタヘッドの慣性モーメントを大きくすることで作業の安定性が向上し、作業性が改善されることを確認した。
ISSN:0285-2543
DOI:10.11357/jsam1937.69.4_89