マグネシウムイオンの鎮静作用を利用したヤリイカとスルメイカの活輸送,とくに輸送後の冷凍および冷蔵試料との品質の比較

ヤリイカとスルメイカを 20 mM MgSO4 海水(Mg-SW)に入れ,水温を約 7℃ まで下げて鎮静作用を誘導した。ガスバリア性の高い袋に Mg-SW 0.6 L とヤリイカ,Mg-SW 1.0 L とスルメイカをそれぞれ入れ,酸素封入後,5℃ で 27 時間トラック輸送した。比較として,液体窒素で凍結後,-20℃ で輸送した試料と即殺後 5℃ で輸送した試料を調製した。スルメイカの麻酔試料は冷蔵試料との官能的な違いはみられなかったが,ヤリイカの麻酔試料は冷凍や冷蔵試料に比べ,透明感や歯ごたえが良かった。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2007, Vol.73(1), pp.69-77
Hauptverfasser: 舩津, 保浩, 川崎, 賢一, 臼井, 一茂, 仲手川, 恒, 清水, 俊治, 阿部, 宏喜
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:ヤリイカとスルメイカを 20 mM MgSO4 海水(Mg-SW)に入れ,水温を約 7℃ まで下げて鎮静作用を誘導した。ガスバリア性の高い袋に Mg-SW 0.6 L とヤリイカ,Mg-SW 1.0 L とスルメイカをそれぞれ入れ,酸素封入後,5℃ で 27 時間トラック輸送した。比較として,液体窒素で凍結後,-20℃ で輸送した試料と即殺後 5℃ で輸送した試料を調製した。スルメイカの麻酔試料は冷蔵試料との官能的な違いはみられなかったが,ヤリイカの麻酔試料は冷凍や冷蔵試料に比べ,透明感や歯ごたえが良かった。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.73.69