ネコカリシウイルスを用いたマガキのウイルス浄化に関する研究

1)ネコカリシウイルス(FCV F4)を取り込ませたマガキについて、砂ろ過海水による流水および給餌、加温の浄化効果を検討した。2)砂ろ過海水の流水では、72時間後にマガキ体内のウイルス量は最大で100分の1程度まで減少した。しかし、完全浄化には20日間以上を要した。3)給餌及び加温による浄化促進効果は認められなかった。4)流水浄化においてマガキ体内のウイルス除去に長時間を要するのは、マガキの細胞内にウイルスが取り込まれているためと判断された。...

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Veröffentlicht in:宮城県水産研究報告 2007-03 (7), p.71-76
Hauptverfasser: 須藤, 篤史, 酒井, 敬一, 庄司, 美加, 山本, 紀彦, 植木, 洋
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:1)ネコカリシウイルス(FCV F4)を取り込ませたマガキについて、砂ろ過海水による流水および給餌、加温の浄化効果を検討した。2)砂ろ過海水の流水では、72時間後にマガキ体内のウイルス量は最大で100分の1程度まで減少した。しかし、完全浄化には20日間以上を要した。3)給餌及び加温による浄化促進効果は認められなかった。4)流水浄化においてマガキ体内のウイルス除去に長時間を要するのは、マガキの細胞内にウイルスが取り込まれているためと判断された。
ISSN:1346-4329