長大型飼料作物に対応したロールベーラの開発研究
収量及び栄養価が高い一方、収穫調製作業の労働負荷が大きいため、作付けが減少している青刈りトウモロコシの収穫調製作業の省力化を図るため、フォレージハーベスタで細断した材料をロール成形できるロールベーラとベールラッパを開発した。ロールベーラは1cm前後に細断したトウモロコシを直径85cm、幅90cm、質量約330kg、乾物密度約180kg/m3の高密度なロールベールに成形でき、同時開発のベールラッパは、ロールベールを速やかに拾い上げ密封することができる。作業条件や作物条件の異なる全国10箇所での実証試験の結果、開発機による作業体系の延べ労働時間がタワーやバンカーサイロ等の慣行作業体系の約半分となる...
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Veröffentlicht in: | 農業機械化研究所研究報告 = Technical report of the Institute of Agricultural Machinery 2007-02 (35), p.1-49 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 収量及び栄養価が高い一方、収穫調製作業の労働負荷が大きいため、作付けが減少している青刈りトウモロコシの収穫調製作業の省力化を図るため、フォレージハーベスタで細断した材料をロール成形できるロールベーラとベールラッパを開発した。ロールベーラは1cm前後に細断したトウモロコシを直径85cm、幅90cm、質量約330kg、乾物密度約180kg/m3の高密度なロールベールに成形でき、同時開発のベールラッパは、ロールベールを速やかに拾い上げ密封することができる。作業条件や作物条件の異なる全国10箇所での実証試験の結果、開発機による作業体系の延べ労働時間がタワーやバンカーサイロ等の慣行作業体系の約半分となる省力効果が確認され、慣行体系からの移行も円滑にでき、実用性が高いことが明らかになった。また、開発機によって調製されたサイレージの品質は高く、長期の貯蔵性にも優れることが明らかになった。開発機は、平成16年に市販化された。 |
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ISSN: | 1341-0148 |