クエン酸クロミフェンまたはクエン酸クロミフェン+hMG採卵周期におけるhCG投与と酢酸ブセレリン投与の治療成績の比較

「要旨」:クエン酸クロミフェン(CC)単独又はCCとhMGを併用して卵巣刺激を施行した体外受精又は顕微授精の周期において, 採卵前のhCG投与と酢酸ブセレリン投与による内因性LHサージの誘起とでは成績に差があるか後方視的に検討を行った. hCG投与をした89周期(hCG群)と酢酸ブセレリン投与をした73周期(ブセレリン群)において, 穿刺卵胞当たりの卵子回収率はそれぞれ63.2%, 59.1%, ICSI施行時のMetaphase II卵の割合は71.3%, 74.3%, ICSI受精率80.6%, 78.8%, IVF受精率67.6%, 78.4%, 分割期良好胚率58.6%, 64.6%,...

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Veröffentlicht in:Journal of Mammalian Ova Research 2007-04, Vol.24 (2), p.61-64
Hauptverfasser: 吉村由香理, 後藤栄, 橋本洋美, 泉陽子, 笠原優子, 江口素子, 小森江利子, 水田真平, 古橋孝祐, 藤澤弘子, 田中里美, 渡部純江, 松永雅美, 姫野清子, 棚田省三, 苔口昭次, 塩谷雅英
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「要旨」:クエン酸クロミフェン(CC)単独又はCCとhMGを併用して卵巣刺激を施行した体外受精又は顕微授精の周期において, 採卵前のhCG投与と酢酸ブセレリン投与による内因性LHサージの誘起とでは成績に差があるか後方視的に検討を行った. hCG投与をした89周期(hCG群)と酢酸ブセレリン投与をした73周期(ブセレリン群)において, 穿刺卵胞当たりの卵子回収率はそれぞれ63.2%, 59.1%, ICSI施行時のMetaphase II卵の割合は71.3%, 74.3%, ICSI受精率80.6%, 78.8%, IVF受精率67.6%, 78.4%, 分割期良好胚率58.6%, 64.6%, 胚盤胞到達率66.7%, 50.0%で両群間に有意差はなかった. 新鮮胚移植周期の妊娠率はhCG群で12.5%, ブセレリン群で8.3%であり有意差は認めなかった. CC周期において酢酸ブセレリンはhCGの代用となりうる事が示唆された.
ISSN:1341-7738