手術と化学療法で治療した腎細胞癌の犬の1例
ワクチン接種前の身体検査で、14歳、雄のシーズー犬に左腎臓腫瘍が認められた。腫瘍は外科的に切除され、病理組織学的に腎細胞癌と診断された。8ヵ月後に肺と皮膚に腫瘤が認められた。皮膚の腫瘤は切除され、病理組織学的に腎細胞癌の転移と診断された。肺転移病巣はその後ゆっくり成長した。一方、腹部および鼠径部の再発巣は急速に成長し、初回手術から11、16、および20ヵ月後に外科的に切除された。これらの手術とともにアドリアマイシン、カルボプラチン、およびピロキシカムを用いた化学療法が行われ、カルボプラチン投与後には小さな再発巣は消退した。化学療法の副作用はみられず患犬は良好な全身状態を維持していたが、初回手術...
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Veröffentlicht in: | Jūi masui gekagaku zasshi 2006, Vol.37(3), pp.65-68 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | ワクチン接種前の身体検査で、14歳、雄のシーズー犬に左腎臓腫瘍が認められた。腫瘍は外科的に切除され、病理組織学的に腎細胞癌と診断された。8ヵ月後に肺と皮膚に腫瘤が認められた。皮膚の腫瘤は切除され、病理組織学的に腎細胞癌の転移と診断された。肺転移病巣はその後ゆっくり成長した。一方、腹部および鼠径部の再発巣は急速に成長し、初回手術から11、16、および20ヵ月後に外科的に切除された。これらの手術とともにアドリアマイシン、カルボプラチン、およびピロキシカムを用いた化学療法が行われ、カルボプラチン投与後には小さな再発巣は消退した。化学療法の副作用はみられず患犬は良好な全身状態を維持していたが、初回手術から22ヵ月後に交通事故で死亡した。 |
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ISSN: | 0916-5908 1349-7669 |
DOI: | 10.2327/jvas.37.65 |