ジベレリンとホルクロルフェニュロンの混合液の1回処理によるブドウ‘ピオーネ'の種なし栽培技術

ブドウ‘ピオーネ’においては無種子化と果粒肥大促進のため、満開期および満開後10-15日の2回のGAの花穂浸漬処理が行われている。GA処理の省力化を目的に、GAとCPPUの混合液により、1回の処理で慣行2回の処理と同等な品質が得られるか検討した。1)処理時期について満開-満開10日後の範囲(処理濃度GA25ppm、CPPU10ppmの混合液)で検討したところ、満開3日後の処理区は含核果率が低くかつ果実品質が優れた。2)この時期にCPPU濃度を0-10ppmの範囲で処理を行ったところ、GA25ppmにCPPUが10ppmになるように混合した区は果実品質が優れ、慣行とほぼ同等の秀品率となった。3)...

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Veröffentlicht in:山梨県果樹試験場研究報告 = Bulletin of the Yamanashi Fruit Tree Experiment Station 2006-03 (11), p.35-42
Hauptverfasser: 小林, 和司, 武井, 和人, 菊島, 昭子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:ブドウ‘ピオーネ’においては無種子化と果粒肥大促進のため、満開期および満開後10-15日の2回のGAの花穂浸漬処理が行われている。GA処理の省力化を目的に、GAとCPPUの混合液により、1回の処理で慣行2回の処理と同等な品質が得られるか検討した。1)処理時期について満開-満開10日後の範囲(処理濃度GA25ppm、CPPU10ppmの混合液)で検討したところ、満開3日後の処理区は含核果率が低くかつ果実品質が優れた。2)この時期にCPPU濃度を0-10ppmの範囲で処理を行ったところ、GA25ppmにCPPUが10ppmになるように混合した区は果実品質が優れ、慣行とほぼ同等の秀品率となった。3)以上の結果から、満開3日後にGA25ppm、CPPU10ppmの混合液に花穂を1回浸漬処理することで、慣行2回の処理と同等な果実品質および秀品率を得られることが明らかとなった。
ISSN:0389-3588