マダイ仔魚における微粒子飼料中ビタミンCの添加効果

マダイ仔魚の生残率、成長、魚体中ビタミンC含量および高水温と低塩分ストレス耐性に対するビタミンC誘導体L-ascorbyl-2-monophosphate-Na/Ca(AMP-Na/Ca)の添加効果について調べた。ふ化後10日齢の仔魚にビタミンC含量が0、206、768および1,508mg/kgの微粒子飼料のみを与えて14日間を飼育した。AsA 768および1,508飼育区はAsA 0 区より有意に高い生残率を示した。AsA 1,508飼育区はAsA 0 および206飼育区より有意に長い体長を示した。飼料中AMP-Na/Ca含量の増加とともに全魚体のビタミンC含量およびストレス耐性も増加する傾...

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Veröffentlicht in:Suisan Zoshoku 2006, Vol.54 (4), p.561-566
Hauptverfasser: 越塩, 俊介, 手島, 新一, 任, 同軍, 石川, 学, 横山, 佐一郎, Michael, F.R, Uyan, O
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:マダイ仔魚の生残率、成長、魚体中ビタミンC含量および高水温と低塩分ストレス耐性に対するビタミンC誘導体L-ascorbyl-2-monophosphate-Na/Ca(AMP-Na/Ca)の添加効果について調べた。ふ化後10日齢の仔魚にビタミンC含量が0、206、768および1,508mg/kgの微粒子飼料のみを与えて14日間を飼育した。AsA 768および1,508飼育区はAsA 0 区より有意に高い生残率を示した。AsA 1,508飼育区はAsA 0 および206飼育区より有意に長い体長を示した。飼料中AMP-Na/Ca含量の増加とともに全魚体のビタミンC含量およびストレス耐性も増加する傾向を示した。以上の結果から、マダイ仔魚はビタミンCを要求し、高ビタミンC含有(768 mg AsA/kg)微粒子飼料のみによるマダイ仔魚の飼育は可能であることが示された。
ISSN:0371-4217
DOI:10.11233/aquaculturesci1953.54.561