北海道の大規模畑地整備と斜網地域の概要

北海道は, 全国の4分の1を占める耕地 (約117万ha) を生かし, 土地利用型農業を中心とした高生産性農業の展開によって, 農業産出額は1兆円超で全国の12%, 国産供給熱量は全国の2割, 食料自給率は201%で全国第1位という, わが国最大の食料供給基地となっている。 食料生産の主力となる普通畑は全国の3分の1の41万haであるが, 北海道開発局では, 昭和43年から, 排水改良, 畑地灌漑, 農地造成および区画整理等を総合的に行う国営畑地帯総合土地改良パイロット事業によって10地区約62千haの大規模畑地整備を行ってきた。 この国営事業は, 斜網地域で実施中の小清水・斜網西部・斜里の3...

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Veröffentlicht in:Nōgyō Doboku Gakkai-Shi 2006/12/01, Vol.74(12), pp.1077-1081,a1
Hauptverfasser: 大澤, 賢修, 飯田, 厚生, 遠藤, 輝男, 大野, 幸夫, 横井, 英治, 窪田, 正憎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:北海道は, 全国の4分の1を占める耕地 (約117万ha) を生かし, 土地利用型農業を中心とした高生産性農業の展開によって, 農業産出額は1兆円超で全国の12%, 国産供給熱量は全国の2割, 食料自給率は201%で全国第1位という, わが国最大の食料供給基地となっている。 食料生産の主力となる普通畑は全国の3分の1の41万haであるが, 北海道開発局では, 昭和43年から, 排水改良, 畑地灌漑, 農地造成および区画整理等を総合的に行う国営畑地帯総合土地改良パイロット事業によって10地区約62千haの大規模畑地整備を行ってきた。 この国営事業は, 斜網地域で実施中の小清水・斜網西部・斜里の3地区の平成18年度完了をもって, その歴史を閉じる予定であり, この節目に際して, 大規模畑地整備の生い立ち, 経緯および斜網地域の概要を報告する。
ISSN:0369-5123
1884-7188
DOI:10.11408/jjsidre1965.74.1077