アフリカ地域・小規模農家への対象農業機械開発に関する研究(2) : トルコ製スレッシャの改良と試作開発について
モロッコの小規模農家が耕作している地域では、近年トルコ製スレッシャの普及が見られる。モロッコの農家では10cm以上の長さのわらが飼料として好まれるが、トルコ製スレッシャの脱穀作業では飼料用として、適切な長さのわらが得られない問題がある。トルコ製スレッシャヘ搬入ロと排出ロを新たに設け、改良スクリュ型こぎ胴によって適正な長さのわらを確保し、飼料としての価値を得ることを目的として改良・試作開発を行った。トルコ製スレッシャの性能試験の結果、90%以上のわらが細断されて飼料としての価値がない状況であった。改良スクリュ型こぎ胴では、わら損失率(脱穀された全重量のわらに対して10cm以下に細断されたわらの割...
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Veröffentlicht in: | Nōgyō Kikai Gakkaishi 2006-07, Vol.68 (4), p.65-70 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | eng ; jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | モロッコの小規模農家が耕作している地域では、近年トルコ製スレッシャの普及が見られる。モロッコの農家では10cm以上の長さのわらが飼料として好まれるが、トルコ製スレッシャの脱穀作業では飼料用として、適切な長さのわらが得られない問題がある。トルコ製スレッシャヘ搬入ロと排出ロを新たに設け、改良スクリュ型こぎ胴によって適正な長さのわらを確保し、飼料としての価値を得ることを目的として改良・試作開発を行った。トルコ製スレッシャの性能試験の結果、90%以上のわらが細断されて飼料としての価値がない状況であった。改良スクリュ型こぎ胴では、わら損失率(脱穀された全重量のわらに対して10cm以下に細断されたわらの割合)は、小麦品種メルチュウチ(Merchouch)では9.0%、大麦品種ベルデイ(Beldi)の場合は、10.3%であった。改良スクリュ型こぎ胴によって、わら細断は、飼料として適正な長さに保つことが出来ることが判明した。 |
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ISSN: | 0285-2543 |
DOI: | 10.11357/jsam1937.68.4_65 |