木曽三川感潮域における二枚貝浮遊幼生の着底場所および着底時期

2001 年から 2004 年に,木曽三川感潮域において,二枚貝類(ヤマトシジミ,アサリ,シオフキ,ホトトギスガイ)の浮遊幼生と着底稚貝の密度変動について調査した。木曽三川では,それぞれの種が密度の著しい季節・年変動を示し,浮遊幼生はホトトギスガイが著しく多く,着底稚貝はヤマトシジミが多くなっていた。また,4 種の二枚貝類の時空間分布をもとに,浮遊幼生の着底場所が種によって異なることが示された。ヤマトシジミは主に調査域上流に着底していたが,他の 3 種は主に海側から調査域下流に着底していた。...

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Veröffentlicht in:Nippon Suisan Gakkaishi 2006, Vol.72(4), pp.681-694
Hauptverfasser: 南部, 亮元, 水野, 知巳, 川上, 貴史, 久保田, 薫, 関口, 秀夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:2001 年から 2004 年に,木曽三川感潮域において,二枚貝類(ヤマトシジミ,アサリ,シオフキ,ホトトギスガイ)の浮遊幼生と着底稚貝の密度変動について調査した。木曽三川では,それぞれの種が密度の著しい季節・年変動を示し,浮遊幼生はホトトギスガイが著しく多く,着底稚貝はヤマトシジミが多くなっていた。また,4 種の二枚貝類の時空間分布をもとに,浮遊幼生の着底場所が種によって異なることが示された。ヤマトシジミは主に調査域上流に着底していたが,他の 3 種は主に海側から調査域下流に着底していた。
ISSN:0021-5392
1349-998X
DOI:10.2331/suisan.72.681