アグロバクテリウムによるイネの形質転換体の作出
遺伝子組換え技術として、変異が少なく、操作が簡単なアグロバクテリウム感染法を用いて、イネ(‘松山三井’)の形質転換体を作出するとともに効率的な作出条件を検討した。また、オリジナルな形質転換体作出法の開発のために、イネの半数体作出法である未受精胚培養過程にアグロバクテリウムを利用した形質転換体の作出法について検討した。その結果、形質転換体の作出とコシヒカリ系での効率的なカルス培養系が確立できた。しかし、導入したダイズ・グリシニンタンパク質遺伝子のタンパク質蓄積量は実用レベルではなかった。また、未受精胚培養過程における2,4-D注入時のアグロバクテリウム感染処理によって、カルスの摘出は可能であった...
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Veröffentlicht in: | 愛媛県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Ehime Agricultural Experiment Station 2004-03 (38), p.22-28 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 遺伝子組換え技術として、変異が少なく、操作が簡単なアグロバクテリウム感染法を用いて、イネ(‘松山三井’)の形質転換体を作出するとともに効率的な作出条件を検討した。また、オリジナルな形質転換体作出法の開発のために、イネの半数体作出法である未受精胚培養過程にアグロバクテリウムを利用した形質転換体の作出法について検討した。その結果、形質転換体の作出とコシヒカリ系での効率的なカルス培養系が確立できた。しかし、導入したダイズ・グリシニンタンパク質遺伝子のタンパク質蓄積量は実用レベルではなかった。また、未受精胚培養過程における2,4-D注入時のアグロバクテリウム感染処理によって、カルスの摘出は可能であったが、形質転換体を得るまでには至らなかった。 |
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ISSN: | 0388-7782 |