球根ベゴニアの葉片挿しにおける不定芽形成

種子繁殖した球根ベゴニア‘クリップス・イエロー’の若い展開葉を葉身基部から放射状に4分割し,種々の用土を詰めた育苗箱に挿した.ロックウールベッドでは,他の用土よりも葉片の生存率が高く,その約半数が不定芽を形成した.4 分割した葉片をさらに上下半分に切り分けると,不定芽形成率は上部葉片よりも下部葉片で高くなった.葉片挿しの時期を変えると,不定芽形成率は 4 月および10月に挿した葉片が 7 月挿しのものより高かった.不定芽形成のための適温は 15~20℃付近にあった.また,不定芽形成には日長よりもむしろ温度が大きな影響をもたらすものと考えられた....

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Veröffentlicht in:Engei Gakkai zasshi 2006, Vol.75(4), pp.318-322
Hauptverfasser: 島田, 有紀子, 森, 源治郎, 片原, 由美恵, 小田, 雅行
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:種子繁殖した球根ベゴニア‘クリップス・イエロー’の若い展開葉を葉身基部から放射状に4分割し,種々の用土を詰めた育苗箱に挿した.ロックウールベッドでは,他の用土よりも葉片の生存率が高く,その約半数が不定芽を形成した.4 分割した葉片をさらに上下半分に切り分けると,不定芽形成率は上部葉片よりも下部葉片で高くなった.葉片挿しの時期を変えると,不定芽形成率は 4 月および10月に挿した葉片が 7 月挿しのものより高かった.不定芽形成のための適温は 15~20℃付近にあった.また,不定芽形成には日長よりもむしろ温度が大きな影響をもたらすものと考えられた.
ISSN:0013-7626
1880-358X
DOI:10.2503/jjshs.75.318