房どり収穫が可能な短節間ミニトマトの育成

トマト栽培の省力・軽作業化を目指し,bu遺伝子由来の短節間・短果房性を有し,裂果に強い短節間固定系統を選抜し,その形態的特性,収量性および栽培管理作業特性について検討した.短節間系統は対照品種と比べ,第5果房の高さが約6割,果房の長さが約半分で,明らかな短節間・短果房性を示した.短節間系統を房どり収穫したときの収量性は個どり収穫した対照品種とほぼ同等であった.短節間系統は,ホルモン処理および蔓下げ作業を軽減させ,更に房どり収穫することにより収穫作業が大幅に軽減させることが確認された.収量性,果実品質等で有望なF1系統組合せを3系統選抜した.この中から,ホルモン処理,蔓下げおよび収穫作業が軽減で...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:野菜茶業研究集報 = Proceedings of vegetable and tea science 2006-03 (3), p.55-59
1. Verfasser: 松永, 啓
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:トマト栽培の省力・軽作業化を目指し,bu遺伝子由来の短節間・短果房性を有し,裂果に強い短節間固定系統を選抜し,その形態的特性,収量性および栽培管理作業特性について検討した.短節間系統は対照品種と比べ,第5果房の高さが約6割,果房の長さが約半分で,明らかな短節間・短果房性を示した.短節間系統を房どり収穫したときの収量性は個どり収穫した対照品種とほぼ同等であった.短節間系統は,ホルモン処理および蔓下げ作業を軽減させ,更に房どり収穫することにより収穫作業が大幅に軽減させることが確認された.収量性,果実品質等で有望なF1系統組合せを3系統選抜した.この中から,ホルモン処理,蔓下げおよび収穫作業が軽減でき,省スペースで出荷・流通できる品種が育成されることが期待される.
ISSN:1349-0702