土壌伝染性ウイルス病対策技術開発への取り組み

我が国で発生する土壌伝染性ウイルス病,特にトウガラシマイルドモットルウイルスによるトウガラシ・ピーマンモザイク病について概説した.本ウイルス病の防除のために利用されてきた臭化メチル剤が2005年に撤廃されたことにより,代替技術が求められている.ピーマン栽培圃場の本ウイルスによる汚染程度を正確に把握する技術,本ウイルス病の抵抗性品種,その品種が持つ抵抗力を持続させる耕種的,あるいは生物的防除法を開発・実用化することにより,本ウイルス病の環境保全型総合防除システムを確立しピーマンの安定生産ラインを確保することが可能となる....

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Veröffentlicht in:野菜茶業研究集報 = Proceedings of vegetable and tea science 2006-03 (3), p.29-34
1. Verfasser: 津田, 新哉
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:我が国で発生する土壌伝染性ウイルス病,特にトウガラシマイルドモットルウイルスによるトウガラシ・ピーマンモザイク病について概説した.本ウイルス病の防除のために利用されてきた臭化メチル剤が2005年に撤廃されたことにより,代替技術が求められている.ピーマン栽培圃場の本ウイルスによる汚染程度を正確に把握する技術,本ウイルス病の抵抗性品種,その品種が持つ抵抗力を持続させる耕種的,あるいは生物的防除法を開発・実用化することにより,本ウイルス病の環境保全型総合防除システムを確立しピーマンの安定生産ラインを確保することが可能となる.
ISSN:1349-0702