千葉大学森林環境園芸(利根高冷地)農場の土壌の諸性質について(第1報) : 土壌の微生物特性、ガス生成と微量元素分析
千葉大学森林環境園芸(利根高冷地)農場内の果樹園(NO-5)および林地(NF-3)の土壌断面および微生物特性、ガス生成、含有微量元素を2003年9月に調査した結果、以下のことが明らかになった。1.無機態窒素、可溶性有機態炭素・可溶性全窒素はNF-3>NO-5となり、これらは埋没腐植層の付近で高くなる傾向を示した。2.微生物バイオマス、呼吸量は表層ではNF-3>NO-5となり、下層ほど減少する傾向が認められたが、埋没腐植層の付近(2Bw、4Bw)で再び増加する傾向が見出された。3.NO-5における銅含量と、NF-3における銅含量には大差が見られなかった。4.両地点とも亜鉛、銅、ヒ素含量は日本の平...
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Veröffentlicht in: | 千葉大学園芸学部学術報告 2005-03 (59), p.1-7 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 千葉大学森林環境園芸(利根高冷地)農場内の果樹園(NO-5)および林地(NF-3)の土壌断面および微生物特性、ガス生成、含有微量元素を2003年9月に調査した結果、以下のことが明らかになった。1.無機態窒素、可溶性有機態炭素・可溶性全窒素はNF-3>NO-5となり、これらは埋没腐植層の付近で高くなる傾向を示した。2.微生物バイオマス、呼吸量は表層ではNF-3>NO-5となり、下層ほど減少する傾向が認められたが、埋没腐植層の付近(2Bw、4Bw)で再び増加する傾向が見出された。3.NO-5における銅含量と、NF-3における銅含量には大差が見られなかった。4.両地点とも亜鉛、銅、ヒ素含量は日本の平均値より低い値を示し、セレン含量は日本の平均値に近い値であった。 |
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ISSN: | 0069-3227 |