メルクシマツ林のバイオマス推定のための相対成長式およびその他のパラメータ

メルクシマツ植林地におけるバイオマス量推測を目的とする汎用性の高い係数・パラメータについて検討した。インドネシア・西ジャワ州で5,11,19,24年生の林分にプロットを設置,毎木調査の後55本を破壊調査した。(1)毎木調査データを利用したバイオマス量推定に用いられるアロメトリー式を算出した。樹高を考慮に入れた[Yn=a・(DBH^2・height)^b]の相対成長式の場合,各係数に林齢による有意差が見られなかった。(2)木材積からのバイオマス量推定に用いられる材積密度,拡大係数,根-地上部比率を算出した。その結果,既存のIPCCのLULUCF-GPGのデフォルト値と一部異なる結果が得られ,デフ...

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Veröffentlicht in:Japanese Journal of Forest Environment 2005/12/25, Vol.47(2), pp.95-104
Hauptverfasser: 宮國, 淳, 清野, 嘉之
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:メルクシマツ植林地におけるバイオマス量推測を目的とする汎用性の高い係数・パラメータについて検討した。インドネシア・西ジャワ州で5,11,19,24年生の林分にプロットを設置,毎木調査の後55本を破壊調査した。(1)毎木調査データを利用したバイオマス量推定に用いられるアロメトリー式を算出した。樹高を考慮に入れた[Yn=a・(DBH^2・height)^b]の相対成長式の場合,各係数に林齢による有意差が見られなかった。(2)木材積からのバイオマス量推定に用いられる材積密度,拡大係数,根-地上部比率を算出した。その結果,既存のIPCCのLULUCF-GPGのデフォルト値と一部異なる結果が得られ,デフォルト値はさらなる検討が必要と思われた。(3)インドネシア国内20ケ所のメルクシマツ植林地の毎木調査のモニタリングデータに本研究のアロメトリー式を適用し,林分バイオマスの時系列変化を推定した。21年生時の林分バイオマスは161.75〜456.34 t ha^の範囲内にあり,重回帰分析によれば立木密度や地位指数によって有意に変化した。
ISSN:0388-8673
2189-6275
DOI:10.18922/jjfe.47.2_95