土壌充填処理による還元消毒法の開発
土壌にフスマ(易分解性有機物)を重量比で1~2%程度混合し、これを肥料袋などに充填した後、ほ場容水量以上に水を加えて封をし、3週間静置することで、安定した土壌還元状態とすることが可能であった。この処理では雑草抑制効果や、有機物の分解による肥料効果が期待されることから、農薬によらない育苗培土の消毒方法としても有効であるものと考えられた。また、用いる易分解性有機物はその種類により投入量を考慮する必要があり、米ぬかは炭素率が高いため、微生物分解時に窒素がより消費されることから、処理後の窒素発現が低いものと考えられた。...
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Veröffentlicht in: | 岐阜県中山間農業技術研究所研究報告 = Bulletin of the Gifu Prefectural Research Institute for Agricultural Sciences in Hilly and Mountainous Areas 2005-08 (4), p.6-13 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 土壌にフスマ(易分解性有機物)を重量比で1~2%程度混合し、これを肥料袋などに充填した後、ほ場容水量以上に水を加えて封をし、3週間静置することで、安定した土壌還元状態とすることが可能であった。この処理では雑草抑制効果や、有機物の分解による肥料効果が期待されることから、農薬によらない育苗培土の消毒方法としても有効であるものと考えられた。また、用いる易分解性有機物はその種類により投入量を考慮する必要があり、米ぬかは炭素率が高いため、微生物分解時に窒素がより消費されることから、処理後の窒素発現が低いものと考えられた。 |
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ISSN: | 1346-5708 |